2025年モデル「新型アルファード」一部改良後の最新情報──新グレード追加や価格、装備の違いを徹底解説

新型アルファードの2025年モデルに関する一部改良情報が、ようやく詳しく判明してきました。1ヶ月ほど前にも一部改良予想の話題をお伝えしていましたが、今回ついに価格や装備内容、各グレード間の差別化、さらには販売戦略まで、いろいろと具体的な情報が出そろってきたんです。

「これから40系アルファードやヴェルファイアを購入しようかな……」と悩んでいる方には、まさにタイムリーなネタ。僕自身も購入を検討しているので、共有できる情報はできる限りお伝えしていきますね。

グレードと価格

今回の一部改良では、Xグレードがハイブリッド化し、かつ福祉車両仕様のみとなるなど、従来の「400万円台で買えるベーシックなアルファード」が姿を消してしまいました。これにはガッカリする方も多いでしょうね。

Zとエグゼクティブラウンジ系は、標準装備が増えた分の値上がりがありますが、想定よりは控えめな印象。
特にZグレードは15万円ほどのアップで、ハイブリッドでも600万円台半ば程度。中古市場では1年乗っても700万円超えがザラなので、「これでも良心的なのかも」と思えるほどです。

エグゼクティブラウンジのハイブリッドは10万円アップの約860万円と、こちらも意外と抑えめ。一方で新しく登場したPHEVは、エグゼクティブラウンジをベースに大幅アップで、1000万円超え。もはやレクサス級の価格帯となっています。

生産スケジュールはエグゼクティブラウンジまでが来年1月頭からスタート、PHEVとスペーシャスラウンジは1ヶ月ほど遅れての生産開始となるようです。

ヴェルファイアも同様の値上げ傾向で、Zプレミアは700万円台半ば、エグゼクティブラウンジは880万円ほどに。さらにPHEVは1085万円超と、もはや別次元。アルファードよりもヴェルファイアの方がハイグレード路線をキープしています。

グレード間の差別化

Xグレードはハイブリッド化しつつも、ボディカラーが黒と白のみ、ホイール小型化、インテリアもファブリックでベージュ選択不可など、装備面で徹底的に差別化されています。

気になる点は、Xグレードでもヘッドライト自体は3眼LEDを採用するため、見た目はZグレードとパッと見で大きく変わらないこと。ただしデイライトや流れるウインカーは非搭載で、玄人目にはすぐ分かる違いです。

シート表皮はファブリックで、ベージュ内装が選べないのはやりすぎとも思えるところ。ベージュが欲しければエグゼクティブラウンジへ、という強気な差別化ですね。また、バックドアは手動、スマートエントリー非対応、ディスプレイオーディオは9.8インチなど、随所でコストダウンが見られます。

一方、PHEVモデルはEV走行距離70km、311馬力クラスと、ミニバンとは思えないパワフルさ。19インチホイールやウルトラスエードの天井、本木目ステアリングなど、こだわりの装備が光っています。

メーカーオプションも差別化が顕著で、Xグレードにはムーンルーフや先進運転支援システム(トヨタチームメイト)、ヘッドアップディスプレイなどが付けられない。一方で、全グレード標準装備になったデジタルインナーミラーは嬉しいニュースです。
また、JBLのプレミアムサウンドシステム(光石モニター付)も新設定。Zではスピーカーが10個から15個に増え、オーディオ重視派には魅力的でしょう。

気になるポイント

1つ目はエアロパーツ。モデリスタに加えて、もう少しお手頃な価格帯のエアロが出るらしいです。外観カスタムで悩んでいる方は、選択肢が増えそうですね。

2つ目は、アルファードには設定不可となった「プレシャスメタル」カラー。これがヴェルファイア専用になるとのこと。実物を見たら相当カッコよかったので、ヴェルファイア購入検討中の方にはぜひチェックしてほしいポイントです。

3つ目は納期と枠の調整。どうやら半年ごとに枠が追加され、超長納期や同時大量注文などを避ける仕組みにしているようです。既存顧客への対応も条件が緩和されているケースもあるとか。以前の長納期問題を解消しつつ、ディーラー側も顧客を選びやすく、買う側もより購入しやすくなっていく流れがあるようです。

おすすめ仕様

リセールは依然としてハイブリッド有利な傾向。ただし価格は高騰しており、今後の中古相場がどう動くかは正直予測が難しいところ。JBLオプションなどは当初は希少価値がつくかもしれませんが、年月とともに落ち着く可能性も。結局は「自分が何を求めているか」で選ぶのが正解でしょう。

ボディカラーも、今は黒が強いですが将来的には白が再び評価されるかもしれない。そのサイクルは30系からずっと続いており、結局は好きな色を選んで心から楽しむのが一番です。

まとめ

2025年モデルの新型アルファードとヴェルファイアは、グレードや装備による差別化がかなり徹底され、価格も含めて「本当に欲しい人が納得して買う」仕組みになってきた印象です。