ヤリスクロス vs カローラクロス、実際に両方乗ってわかった「本音のおすすめポイント」

「ヤリスクロス」と「カローラクロス」。どちらも人気の高いSUVですが、よく研究すると見た目や走り、使い勝手など、意外と違う点が見えてくるものです。もちろん、クルマ選びは人によって重視するポイントが異なりますから、「絶対こっちがいい!」なんて簡単には言えません。それでも両方を比較した結果、「こんな人にはこっちがおすすめ」というヒントはつかめました。今回は、そのリアルな感想をまとめてみます。購入検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

見た目はどっちも魅力的!

デザインは完全に好みの問題。どちらもカッコよく、甲乙つけがたいのが本音です。

  • ヤリスクロスは、ノーマル状態でも完成度が高く、「これ、何もいじらなくても十分スタイリッシュじゃない?」と思える仕上がり。
  • カローラクロスは、もちろんノーマルでもかっこいいですが、個人的にはモデリスタパーツとの相性が抜群。エアロを付ければ、一気に高級感が増し、自分だけの特別な1台に仕上がります。

「ノーマルでOKならヤリスクロス、カスタムで個性を出したいならカローラクロス」なんて選び方もアリですね。

燃費・走りの違いは?

両方ともハイブリッドモデルで比較すると、燃費に関してはヤリスクロスの方が有利です。

  • ヤリスクロスは一般道で20~25km/Lくらいと好成績。
  • カローラクロスは一般道で20km/L前後が目安。

また、ヤリスクロスは1500cc、カローラクロスは1800ccとエンジン排気量が異なります。ヤリスクロスはコンパクトな分、キビキビした走りや軽快な加速が得意。一方、カローラクロスは全長・全幅ともにヤリスクロスより一回り大きく、走行中の安定感やずっしりとした信頼感が特徴です。

サイズ感と取り回し

  • ヤリスクロス:全幅1800mm未満で、細い路地もラクラク。都会の狭い駐車場でも扱いやすいサイズ感が魅力です。
  • カローラクロス:幅が1825mmとヤリスクロスより広め。その分、走行時にはしっかり感がありますが、細い道では多少気を使うかも。

荷室容量も違いがあり、ヤリスクロスは約390L、カローラクロスは約490L。荷物をしっかり積みたいならカローラクロスが有利ですが、4対2対4分割シートで長物を載せやすいヤリスクロスも実用的です。

コスパと装備面

価格を見れば、ヤリスクロスの方が若干抑えめ。オプション次第ですが、300万円前後で収まることも多いです。カローラクロスは、モデリスタなどを付けると330~350万円程度に。
しかし注目は、装備面でヤリスクロスがやや優勢なこと。

  • アダプティブハイビームシステム(先行車や歩行者がいても部分的にハイビームを維持してくれる優れもの)
  • ヘッドアップディスプレイ(フロントガラスに速度やナビ情報が映し出される)
  • アンビエントライトなど、ヤリスクロスはコンパクトSUVながら充実した装備を選べる点が光ります。

カローラクロスも、今後の改良で装備の充実が期待できますが、現行モデルではヤリスクロスに一歩譲る部分も。とはいえ、カローラクロスにはリクライニング機能付きの後席やパノラマルーフ(開閉はできないが、採光性良し)など、ゆったり過ごせるポイントも揃っています。

後席・使い勝手の違い

カローラクロス
後席が広く、リクライニングもあるため家族や友人を頻繁に乗せる人におすすめ。サンルーフで開放感もプラスでき、荷物もたっぷり積めます。
ヤリスクロス
後席はやや狭めな印象。ただし4人乗車で真ん中のシートを倒せば長物を載せられる工夫があったり、基本1~2人がメインなら取り回しの良さとコンパクトボディが大きなアドバンテージに。

こんな人にはカローラクロス

  • 家族や友人をよく後席に乗せる
  • より広いラゲッジスペースが欲しい
  • サンルーフで採光性をアップしたい
  • 落ち着いた走りで、SUVらしいゆとりを求める

こんな人にはヤリスクロス

  • コスパ重視、できるだけ価格を抑えたい
  • 夜間運転が多く、先進のアダプティブハイビームやHUDがあると嬉しい
  • 1~2人中心の使用で、日常の取り回しを優先
  • 軽快な走りとコンパクトなサイズ感が好み
  • 内装の演出(アンビエントライトなど)を楽しみたい

まとめ:どちらも「買って損なし」の優秀SUV

正直、ヤリスクロスもカローラクロスも、どちらを選んでも満足度は高いはずです。それぞれコンセプトや重視ポイントが微妙に異なるため、

  • 「家族で遠出が多いならカローラクロス」
  • 「普段使い重視で機能的なコンパクトSUVならヤリスクロス」

といった具合に、自分のライフスタイルに合わせて選んでみてください。

運転支援性能も優秀で、比較的気軽にハンドルを握れるのもポイント。今後、改良が進めばさらに魅力が増すこと間違いなし。ぜひ、自分にぴったりの1台を見つけてください!