新型ノア・ヴォクシー、一部改良情報【2025年7月発売予定】

ファミリー層から大きな支持を集めるトヨタの人気ミニバン「ノア/ヴォクシー」。2022年に現行型(90系)が登場して以来、快適性と使い勝手の良さが評価されてきました。ところが生産・受注の制限があったり、トヨタグループ内での認証不正問題が浮上したりと、スムーズに手に入れづらい状況が続いています。

そんな中、2025年夏以降を目処に「一部改良モデル」が投入されるという情報が相次いでいますが、どうやら“マイナーチェンジほどの大幅変更”ではなく、装備内容の再編やグレード整理、カラー廃止などが中心となる模様です。ここでは、複数の動画・音声情報をもとにノア/ヴォクシーの一部改良や現行モデルの受注・納期動向、そして価格帯の変化などを徹底解説していきます。

延期続きの改良時期、ようやく2025年夏~秋か

本来なら2025年初めにも改良が入ると期待されていたところが、あれよあれよとズレ込んで、どうも夏から秋にかけてに落ち着きそうとのこと。すでに2022年発売の現行モデルが長く生産されているため、「今買うか、それとも改良版まで待つか」で悩んでいる人が多いようです。販売店によっては現行モデルの追加生産分を受注しているところもあるので、「できるだけ安く買っておきたい!」という人には現行型もアリかもしれません。ただし、台数はそう多くないという話なので、早めの相談が吉ですね。

グレード整理で消える「Z」と「G」、ファンはちょっと寂しい

なんと、ノアの標準ボディに設定されていた上位グレードのZやGが、この改良で廃止されるというウワサがあります。エアロ仕様があまり得意じゃない人には、ZやGの見た目がちょうどいい人気どころだったのに、「これからはXだけ」に集約されてしまうかも…ということで、若干寂しい気持ちは否めません。一方、装備面は従来のオプションが標準化されるため、ある意味では分かりやすいラインナップになると言えなくもないですね。

10.5インチディスプレイなど“欲しかった装備”は標準に! でも価格は…

従来だとオプション費用が合計で20万円以上かかっていた、あの10.5インチディスプレイオーディオプラスやブラインドスポットモニター、ETC2.0などが標準装備になるらしいです。これは嬉しい!……と言いたいところですが、当然ながら本体価格には上乗せされてしまうので、気軽に手が出せない価格帯に近づくのは覚悟が必要。ガソリンでも300万円超え、ハイブリッドなら350万円台後半といった噂もあります。ま、どのみちミニバンは大きな出費なので、割り切って豪華装備を満喫した方が、後々満足度が高いかもしれませんね。

ボディカラーは全4色だけに? 専用色が減るのはちょっと痛い…

ノア/ヴォクシーの新しいカラーバリエーションは、プラチナホワイトパールマイカやメタルストリームメタリックなど、合計4色に絞られるというのが有力な見立てです。先代で人気だったレッド系や、ホワイトパールクリスタルシャインは生産効率の都合でなくなるかもしれないとのこと。これも「選択肢が減る」という点では少々残念。ハイブリッドのエンブレム周りも差し色が青から黒っぽくなり、“CNバッジ”に変わるという細かい変更があるらしいですが、パッと見は変化が分かりづらいかも。いわゆる“間違い探し”レベルなので、普段からこだわって見ている人でないと気付かないと思います。

特別仕様車も見送り? W×Bや「煌(きらめき)」が待ち遠しいのに…

先代のノア「W×B」や、ヴォクシー「煌(きらめき)」のような特別仕様車を楽しみにしている方は少なくないでしょう。ところが、一部改良のスケジュールが延期になる中で、そうした特別バージョンの話もなかなか出てきません。どうやら今回の改良では用意されない公算が高いとか…。人気があっただけに「ほんとに来ないの?」と疑問ですが、今のところ確定情報はないようです。もし将来的に投入されるにしても、まだまだ時間がかかりそうですね。

あと1~2年で台湾でも並行生産? 納期短縮に期待

納期の長さがずっと課題になっているノア/ヴォクシー。実は2026年から、台湾の工場でも生産して日本に輸入する計画があるとのこと。これが実現すれば、富士松工場や元町工場の負荷が軽減されて、台数をガンガン増やせるんじゃないか…?と期待されているようです。大人気のミニバンがサクッと手に入る時代が来るかもしれません。まぁ、実際にはいろんな調整が必要でしょうが、納期が早くなるならユーザーとしては大歓迎ですね。


まとめ

「外観がガラッと変わる」「12.3インチのフル液晶メーターが搭載される」といった派手な進化を期待していると、今回の一部改良は少々物足りないかもしれません。ただ、“これが標準装備になれば快適度がぐんと増す!”というアイテムが詰まっているのは事実。
さらに台湾での並行生産が軌道に乗れば、長引く納期問題が解消されて「ミニバン=とにかく納車が遅い」というイメージから卒業できるかも…と考えると、先行きは意外と明るいのかもしれません。
とはいえ、グレード廃止やカラー縮小など、人によっては“選択肢が少なくなる”方向の変更もあるので、今から購入を検討している方は、現行型を狙うか改良型を待つか、値上がり幅と装備内容をしっかり天秤にかけることをオススメします。次にどんな情報が出てくるのか、引き続き要チェックですね。