ここ最近、トヨタ「カローラ」シリーズがなんだかものすごく盛り上がっています。昔から「堅実で無難」と言われがちだったカローラですが、今はそのイメージをいい意味で裏切る新モデルが次々登場中。特別仕様車「ACTIVE SPORT」、本気度全開の「GRカローラ」、そして海外の「カローラクロス」まで、ファンならずとも気になる動きが止まりません。
「ACTIVE SPORT」は“ちょい攻め”が心地いい
2024年4月に加わった「ACTIVE SPORT」は、カローラセダン/カローラツーリングに新たな風を吹き込みました。もともとハイブリッドW×Bグレードが土台で、高い品質や実用性がウリなのは変わらず、それに専用エアロや特別色の「セメントグレーメタリック」でグッとスポーティな雰囲気に。
インテリアもブラックを基調にグレーのステッチ、ホールド性のいいスポーツシートやアルミペダルなど、「俺って結構イケてない?」と自分を褒めたくなる仕上がり。しかもサスペンションは専用チューニングで、乗り心地とコーナリング性能がさらにアップ。SNSでも「納車が待ち遠しい!」という声があふれており、ちょっとしたプレミア感も出てきました。「ベースプライスは少し上がるけど、この仕上がりならお得感あるよね」と頷いてしまう完成度です。
北米発「GRカローラ」は“ハイパフォーマンス”の塊
一方、北米では「GRカローラ」の2025年モデルが大注目。こちらはもはや「カローラ」の皮を被った別世界。GRヤリス譲りの1.6Lターボエンジン、強化ボディ、そして8速ATまで導入したりと、本気で走りを楽しむための仕掛けが満載です。304馬力の出力、スポーツ4WD「GR-FOUR」、大型グリルでコワモテなフロントフェイス…これ、もう別物じゃない?と思わずクギ付け。
「え、カローラがこんなに攻めてるの!?」という驚きも当然で、SNSでは「昔のカローラ知ってるからこそ、この変化に感動!」という声も。たしかに価格は軽く500万円オーバーと“もう入門車じゃない”けど、それでも「この性能なら安い」と評価するファンも。トヨタって、保守的で堅実なイメージが強かったけれど、最近はこんな遊び心満載のモデルをバンバン投入してきて、正直ワクワクが止まりません。
台湾版「カローラクロス」は“海外モデル見せびらかし”の好例
そして、台湾で2024年10月に改良モデルが出た「カローラクロス」。元々、SUV人気に乗って世界各地で売れまくっているモデルですが、今回の台湾仕様はフロントフェイスが大変身!ハニカム状でレクサス風のシャープな顔立ちに、シーケンシャルウインカーやLEDランプなど、細かいところまでこだわって「え、これ日本で売ってないの!?」って言いたくなるくらいカッコいい仕上がりです。
SNSでは「日本版と比べてこっちのほうが好き」「この顔、日本にも導入してほしい!」と熱い意見が続出。海外モデルって、妙に洗練されてたり、ちょっと大胆だったりして「隣の芝生」状態になっちゃうんですよね。価格は約370万円〜と、日本での感覚では少し高めな設定かもしれませんが、その分デザインや仕様にグローバル感あふれるこだわりを感じます。
「カローラ」はもう昔の“大衆車”じゃない
こうして見ていくと、カローラって一言で言っても、いまや地域やモデルでまったく違う表情を見せています。格好良くて乗り心地がいい特別仕様車、ハイパフォーマンスで走り好きのハートを打ち抜くGR、海外で独自進化を遂げるクロスモデル…ここまで多面的に展開していると、「そろそろカローラという名称から離れてもいいんじゃ?」という声も聞こえてきそうなくらい。
でも、この「カローラ」という名前があるからこそ、「え、カローラがこんな面白いことしてるの!?」と驚けるわけで、老舗ブランドの強みをフルに活かしている印象です。
「昔はこうだった」という固定観念にとらわれず、あらゆるタイプのユーザーを射程圏内に入れようとするトヨタの戦略には、「やるじゃん!」と素直に感心してしまいます。日常の相棒として、走りを楽しむパートナーとして、あるいは個性的なデザインへの憧れから…いまのカローラは、どんなニーズにも優雅に対応できる「変幻自在」の存在なのかもしれません。
気になったなら、ちょっとディーラーに足を運んでみたり、公式サイトで海外モデルの情報をチェックしたりしてはどうでしょう?もしかしたら、あなたの“次の1台”は、この新しいカローラ像から生まれるかもしれません。