トヨタ新型「アーバンクルーザー」欧州初公開!

トヨタが2024年12月12日、欧州で新型バッテリーEV「アーバンクルーザー」を世界初公開しました。2025年開催のブリュッセルモーターショーで一般デビューし、その後すぐに欧州各国での発売が始まる予定です。「アーバンクルーザー」は、コンパクトなボディサイズとSUVらしい力強さを両立した、いわば「街中でもアウトドアでも、どこへでも気軽に行ける電気自動車」。トヨタが欧州でのEV展開を本腰入れて加速させる中、頼れる一台が登場したというわけです。

見た目はコンパクト、存在感はビッグ
全長約4.3mのボディは、いわゆる「ヤリスクロス」よりちょい大きめ。そのデザインは、トヨタが近年打ち出す「ハンマーヘッド」フェイスをフロントに採用し、横一文字に光るリアライトで背面もしっかりアピール。「おお、思ったより迫力あるな」と思わず二度見してしまう存在感です。

● シートが動く! 車内が広がる!
室内はただのコンパクトSUVと侮るなかれ。スライド式リアシートのおかげで、後席スペースやラゲッジ容量を自在に調整できます。黒×ダークグレーのインテリアに、12色から選べるアンビエントライトを加えれば、同じクルマでも日替わりの“雰囲気づくり”が可能。「今日はちょっと落ち着いた雰囲気で」「週末だから明るい色にしよう」なんて気分転換にもぴったり。

走行バリエーション豊富! 欧州の道を制覇せよ
バッテリーは49kWhと61kWhを用意し、前輪駆動(FWD)と4輪駆動(AWD)を選べる多彩なラインナップ。雪道モードやトレイルモード、ダウンヒルアシストなど、「都会派の顔して悪路にも対応する」という、なかなかギャップ萌えする機能が満載です。熱ポンプ式エアコンやバッテリープリヒート機能で寒冷地対応もばっちり。
「ちょっと北欧行ってみる?」なんて冗談半分で話せるくらい、どんな気候でも快適に走れそうです。

安全・快適機能も欲張り
360度カメラ、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなど、先進安全機能も充実。さらに「MyToyota」アプリで充電状況をチェックしたり、近くの充電ステーションを探したりと、EVライフの面倒ごとを解消してくれます。面倒な計算や下調べはアプリにおまかせ、「さあ行こう!」と気軽に出かけたくなる仕組みが揃っているのです。

カーボンゼロへの道、欧州攻略への切り札
この「アーバンクルーザー」は、2035年までのCO2排出ゼロ、そして2040年のカーボンニュートラルを目指すトヨタの欧州戦略において、重要なピースでもあります。プラグインハイブリッドや燃料電池車など、多彩な「電動化メニュー」を揃える中で、今回のEVは“さらに選べる幅”を広げる存在。つまり、トヨタは「気に入った電動車を気軽に選んで、自分らしく走ってほしい」というメッセージを込めているわけです。

次世代EVで、街も旅先も楽しむ
結局のところ、新型アーバンクルーザーは「コンパクトだけど使い勝手抜群、電気だけど冒険心をくすぐるSUV」として欧州に新風を吹き込む一台。「日常使いも良いけど、ちょっと週末は遠出してみる?」そんな会話が自然と生まれそうな、次世代の“相棒”と言えるでしょう。2025年の正式デビューが待ち遠しい限りです。